投稿論文 症例報告
人工股関節全置換術中、血管損傷に伴う腹腔内出血による出血性ショックを来した1症例
金田 翔吾
1
,
丸岡 司
,
堀下 貴文
1産業医科大学病院 麻酔科
キーワード:
ショック-出血性
,
大動脈
,
腹腔内出血
,
失血-外科
,
股関節置換術
,
バルーン下逆行性経静脈的塞栓術
,
腹部CT
Keyword:
Aorta
,
Shock, Hemorrhagic
,
Blood Loss, Surgical
,
Hemoperitoneum
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
pp.417-420
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140589
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今回、人工股関節全置換術(total hip arthroplasty:THA)中、血管損傷に伴う腹腔内出血による出血性ショックを来した症例を経験した。本症例では腹腔内出血に対し、動脈塞栓術に先立って大動脈遮断バルーンを留置することで、患者を救命できた。THA中の急激な血圧低下の際は、骨盤内の血管損傷の可能性を考える必要がある。
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