投稿論文 症例
気道閉塞を合併した良性対称性脂肪腫症の1例
中村 佑紀
1
,
兵藤 伊久夫
,
秋本 倫太郎
,
衣川 慧
,
溝上 真隆
,
雪野 彩乃
,
竹内 頌子
,
大久保 淳一
,
安田 浩
1産業医科大学病院 形成外科
キーワード:
嚥下障害
,
気管支鏡法
,
気管切開術
,
気道閉塞
,
呼吸困難
,
脂肪腫症-多発性対称性
,
生検
,
X線CT
,
グラスゴー昏睡尺度
,
致死的転帰
,
拡散MRI
Keyword:
Fatal Outcome
,
Airway Obstruction
,
Lipomatosis, Multiple Symmetrical
,
Glasgow Coma Scale
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Tracheotomy
,
Dyspnea
,
Biopsy
,
Bronchoscopy
,
Deglutition Disorders
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.1094-1101
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2023034010
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頸部や体幹および四肢に左右対称性の多発性脂肪沈着をきたす稀な疾患である良性対称性脂肪腫症(benign symmetrical lipomatosis:BSL)で、気道閉塞を合併した症例(70歳男性)について報告した。BSLは良性の疾患とされており、本症例でも発症早期の段階では外科的治療は行われず経過をみられていたが、気道閉塞の症状を認めたため気管切開を行うとともに、QOL改善のため段階的に脂肪腫切除術を行った。
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