投稿論文 短報
肉芽腫の再発に対して手術を繰り返した気管狭窄症の1症例
近藤 弘晃
1
,
新見 能成
,
稲村 実穂子
,
片桐 美和子
,
加藤 剛
1明芳会板橋中央総合病院 麻酔科
キーワード:
気管狭窄
,
気管支鏡法
,
気管切開術
,
ステント
,
気管内挿管法
,
X線CT
,
肉芽腫-気道
,
レーザー療法
Keyword:
Granuloma, Respiratory Tract
,
Stents
,
Intubation, Intratracheal
,
Tracheal Stenosis
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Tracheotomy
,
Bronchoscopy
,
Laser Therapy
pp.976-980
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021354598
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68歳女性。呼吸困難を主訴に当院へ救急外来受診となった。肥満低換気症候群、うっ血性心不全の診断で緊急入院となり、気管挿管による人工呼吸管理を4日間行われた。第29病日に軽快退院となったが、退院14日後に再び呼吸困難が出現したため、気管挿管後に気管狭窄症の診断で手術が行われた。本症例は高度肥満を呈し、気管が完全閉塞した状態にあり、手術が段階的に行われた。更に肉芽腫を繰り返し、計13回の手術を要した。最終的に気管ステントを留置することで気管狭窄部は開存することができ、良好な経過が得られた。
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