特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
各論
4.過活動膀胱,切迫性尿失禁
金城 真実
1
M. Kinjo
1
1杏林大学医学部泌尿器科学教室(講師)
pp.135-141
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003729
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過活動膀胱(OAB)とは,尿意切迫感(急に起こる我慢できないような強い尿意)を必須として,通常は頻尿を生じる症状症候群で,女性では切迫性尿失禁を伴う場合が約8割と多く,QOLを大きく障害する。40歳以上の有病率は11.0%とされるが受診率が低く,疾患の啓発や医療者からの積極的な治療介入が望まれる。除外診断が必要なため,尿検査,残尿検査は必須である。一次治療である行動療法,薬物療法(第一選択はβ3作動薬)を行い,治療抵抗性の場合には難治性OABとして泌尿器科専門医での二次治療が可能である。治療のゴールはQOLの改善であり,有効性と安全性のバランスから現実的なゴールを患者と医療者が共有することが重要である。

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