特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
各論
5.腹圧性尿失禁
加藤 稚佳子
1,2
,
鍬田 知子
1
,
柏原 宏美
1,2
,
竹山 政美
1
C. Kato
1,2
,
T. Kuwata
1
,
H. Kashihara
1,2
,
M. Takeyama
1
1第一東和会病院女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター
2同 婦人科
pp.143-148
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003731
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腹圧性尿失禁(SUI)は腹圧上昇時に尿が不随意に漏出する状態を指す。大きく尿道過可動(urethral hypermobility)と内因性括約筋不全(ISD)の2つの病態に分類される。女性の尿失禁は50歳前後で30~40%になるといわれており,そのなかで腹圧性尿失禁が約半数の49%となっている。また出産経験のある女性のほうが尿失禁の割合が高くなっている。治療には保存的なものと外科的なものがある。保存的なものには骨盤底筋体操,腟内装具,レーザー治療,磁気治療などがあり,外科治療では中部尿道スリング手術(TVT手術,TOT手術)が主に施行されている。

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