増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編
Ⅲ.更年期・老年期
過活動膀胱・尿失禁
田辺 晃子
1
1田辺レディースクリニック
pp.125-127
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209985
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処方のポイント
◆患者の主訴が「頻尿」や「尿失禁」などの個別の症状であっても,女性下部尿路症状(FLUTS)の基本評価を行い,適切な治療法を選択する必要がある.
◆過活動膀胱には抗コリン薬またはβ3アドレナリン受容体作動薬を第一選択薬とする.
◆腹圧性尿失禁や混合性尿失禁には塩酸クレンブテロールを投与し,切迫性尿失禁を伴う場合は過活動膀胱の治療に準じて治療する.
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