特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
各論
3.膀胱炎
古田 昭
1
A. Furuta
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科(教授)
pp.129-133
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003728
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女性の外来診療における難治性膀胱炎として,閉経後に多い反復性膀胱炎とハンナ型間質性膀胱炎が挙げられる。反復性膀胱炎では複数回の抗菌薬投与によりしばしばESBL産生大腸菌が検出され,治療に抵抗性を示す。推奨グレードは低いが,クランベリーやD-マンノースといったサプリメントが大腸菌による膀胱炎に対して有用と考えられる。また,閉経後の女性,尿培養結果は陰性,抗菌薬に治療抵抗性の膀胱炎患者を診察したときはハンナ型間質性膀胱炎を疑い,日本間質性膀胱炎研究会のHPに記載されている専門的診療を行う医師へ紹介していただきたい。本稿ではこれらの疾患を中心として,実臨床に役立つ膀胱炎の診断と治療について概説する。

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