特集 産婦人科にかかわる医用技術の新たな進歩Ⅰ
遺伝子技術
4.新しいPGT(niPGT)
網田 光善
1
,
加藤 恵一
1
M. Amita
1
,
K. Kato
1
1加藤レディスクリニック
pp.21-26
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003266
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生殖補助医療(ART)においては,移植に適した胚をいかに選択するかが重要であるが,従来から用いられている胚の形態学的評価では染色体倍数性の予測は困難である。現在,臨床的に着床前遺伝学的検査(PGT)による胚の倍数性評価が行われているが,現行の栄養外胚葉細胞(TE)生検は胚への侵襲を伴うため,胚への侵襲のない無侵襲的着床前遺伝学的検査(niPGT)実現への注目が集まっている。niPGTはこれまで多くの研究が報告されているが,臨床応用に向けてさらなる安全性,有用性の評価とプロトコールの最適化が必要である。
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