特集 卵巣Up to Date
卵巣老化とPGT-A
岩佐 武
1
,
柳原 里江
,
山本 由理
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
キーワード:
異数性
,
加齢
,
不妊症-女性
,
母性年齢
,
モザイク現象
,
卵巣
,
着床前診断
,
生殖補助技術
Keyword:
Infertility, Female
,
Maternal Age
,
Aging
,
Preimplantation Diagnosis
,
Ovary
,
Mosaicism
,
Aneuploidy
,
Reproductive Techniques, Assisted
pp.952-957
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278882
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
着床前染色体異数性検査(PGT-A)は胚の染色体異数性を検出することで生殖補助医療の治療効率を上げることを目的とした診断法で、海外では広く実施されている。一方、その有用性に関してはいまだ議論の渦中にあり、生検による胚へのダメージやモザイク胚の取り扱いなど解決すべき課題も数多く存在する。わが国においても、生殖医療を受ける女性の高齢化に伴いPGT-Aに期待する声が高まっている。このような状況に鑑み、現在日本産科婦人科学会が主導する形で、PGT-Aの有用性に関する多施設共同研究が実施されている。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.