特集 産婦人科にかかわる医用技術の新たな進歩Ⅰ
感染対策
1.感染症の遺伝子診断
早川 智
1,2
,
高野 智圭
2
,
関 みつ子
3
,
樽本 憲人
4
,
石井 和嘉子
5
,
不破 一将
5
,
笹野 まり
6
,
早川 直
7
,
前田 卓哉
8
,
Sheikh Ariful Hoque
2
,
沖津 祥子
2
,
牛島 廣治
2
,
相澤 志保子
2
S. Hayakawa
1,2
,
C. Takano
2
,
M. Seki
3
,
N. Tarumoto
4
,
W. Ishii
5
,
K. Fuwa
5
,
M. Sasano
6
,
T. Hayakawa
7
,
T. Maeda
8
,
S. A. Hoque
2
,
S. Okitsu
2
,
H. Ushijima
2
,
S. Aizawa
2
1日本大学総合科学研究所
2日本大学医学部病態病理学系微生物学分野
3明海大学歯学部形態機能成育学講座口腔小児科学分野
4埼玉医科大学医学部感染症科・感染制御科学教室
5日本大学医学部小児科学系小児科学分野
6神奈川県立こども医療センター脳神経外科
7東京大学医学部附属病院アレルギーリウマチ内科
8埼玉医科大学医学部臨床検査医学教室
pp.27-32
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003267
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感染症診療には病原体と感染病巣の診断が必須である。細菌や真菌・寄生虫ではグラム染色などによる直接鏡検,さらにウイルスも含め培養が基本的な診断法であるが,近年では病原体遺伝子の検出により培養不能な病原体検出が可能になった。さらに耐性遺伝子の検出や分子疫学的解析も遺伝子レベルで行うことができる。しかし,高感度である故に結果の判断と診断方針の決定には臨床微生物学的な知識と経験が要求される。
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