特集 産婦人科にかかわる医用技術の新たな進歩Ⅰ
遺伝子技術
1.診療に用いられる遺伝子解析技術
村瀬 悠理
1
,
倉橋 浩樹
1
Y. Murase
1
,
H. Kurahashi
1
1藤田医科大学・医科学研究センター・分子遺伝学研究部門
pp.1-8
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003263
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ゲノム解析技術の進歩に伴い,出生前・着床前遺伝学的検査において様々な技術が応用可能となった。従来のG分染法やFISH法に加え,マイクロアレイや次世代シーケンシング(NGS)の普及により,高解像度な解析が可能となった。近年では,ロングリードシークエンスの導入により,ショートリードNGSの課題であった難読領域の解析が可能となり,出生前・着床前遺伝学的検査がさらに進化している。本稿では,最新の検査技術の動向について概説する。
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