今月の主題 わかりやすいゲノム・再生医療の基礎・現状・展望
ゲノム医療の基礎知識
遺伝子診断に用いられる技術
村上 善則
1
1国立がんセンター研究所,がん抑制ゲノム研究プロジェクト
pp.394-396
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908602
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ポイント
遺伝病や癌の遺伝子診断は,染色体やDNA,RNAの異常を検出することにより行われる.染色体の欠損や転座の検出には,Giemza染色に加え,FISH法,SKY法,CGH法などが,また塩基配列の異常の検出には,塩基配列決定法のほかに,SSCP法,変性HPLC法,DNAチップ法などが試みられている.
PCR法の普及は,遺伝子診断の実用化に大きく貢献した.
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