特集 動画で学ぶ! 次世代へつなぐ婦人科ロボット支援手術
Ⅰ.婦人科領域における各手術支援ロボットの特徴
4.Saroaサージカルシステの現状と展望
吉木 尚之
1
N. Yoshiki
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学分野(准教授)
pp.1633-1639
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003236
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リバーフィールド株式会社が開発した世界初の空気圧駆動型手術支援ロボットSaroaサージカルシステムは,直近に上市された国産の3台目の内視鏡手術用支援ロボットである。空気圧精密制御技術を基盤とした力覚フィードバック機能によって,術者に体感的に力覚を提示するのみならず,視覚情報としても提示できることがSaroaサージカルシステムの最大の特長である。これによって術者は,緻密で繊細な手技が必要とされる手術において重要な情報を体感的および視覚的に得られる。従来のロボット支援手術にはなかった力覚をもちながら手術を行うことによって,手術操作の精度の向上が期待される。
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