特集 今のうちにしっかり理解 最新の前立腺癌診療と近未来予想図
〈治療〉
触覚を有する国産外科手術支援ロボットSaroaによる前立腺全摘術の初期経験
岩谷 洸介
1
,
藤尾 圭
2
,
三木 淳
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院 泌尿器科
2我孫子東邦病院 泌尿器科
キーワード:
ロボット支援前立腺全摘術
,
RARP
,
Saroa
,
触覚感知機能搭載ロボット
Keyword:
ロボット支援前立腺全摘術
,
RARP
,
Saroa
,
触覚感知機能搭載ロボット
pp.48-54
発行日 2025年1月20日
Published Date 2025/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790010048
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▶ポイント
・外科手術支援ロボットの登場により,前立腺全摘術はより取り組みやすい術式となり爆発的な普及をみせている.
・さまざまなロボット機種が存在するが,国産ロボットであるSaroaは,世界で初めて触覚機能が搭載された小型かつ軽量なロボットである.
・Saroaはアームが少ないというデメリットはあるものの,教育的な面や医療経済の面から有益な医療機器と考えられ,今後の症例蓄積が待たれる.
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