特集 動画で学ぶ! 次世代へつなぐ婦人科ロボット支援手術
Ⅱ.婦人科疾患に対するロボット支援手術のノウハウ
1.良性子宮疾患(子宮筋腫/子宮腺筋症)
徳山 治
1
O. Tokuyama
1
1大阪市立総合医療センター婦人科内視鏡手術センター(婦人科内視鏡手術センター長)
pp.1641-1647
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003238
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ロボット支援手術は,超近接視野,関節機能およびカメラ・鉗子の固定性により,腹腔鏡手術より,安全かつ繊細な手術が可能となる。ただし触覚がないなど,ロボット支援手術の特徴を十分に理解していないと腹腔鏡手術では経験しない合併症に遭遇する。2024年4月から術者の資格認定の無償化により,急速なロボット支援手術の増加が見込まれるが,その反面,合併症増加が危惧されている。本稿では,良性子宮疾患に対するロボット支援手術を,安全かつ円滑に実施するためのポイントについて解説する。
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