特集 がんサバイバーにおける女性医学―産婦人科医にできること
総論
3.AYA世代がんサバイバーへの包括的ケアと多職種連携―産婦人科医への期待―
清水 千佳子
1
C. Shimizu
1
1国立国際医療研究センター病院がん総合診療センター(副センター長)/乳腺・腫瘍内科(診療科長)
pp.1513-1517
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003205
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
がんサバイバーシップは,がんの診断がもたらす多様な課題を包摂しており,多職種による全人的なケアが必要であることは論を俟たない。しかし,がんサバイバーに包括的なケアを継続的に提供するには,地域のリソースのネットワーキングと,人材育成に対する公的な支援が必要である。今後,産婦人科医がネットワークの要となり,女性がんサバイバーの健康全般を扱う伴走者として役割を果たしていくことが期待される。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.