特集 がんサバイバーにおける女性医学―産婦人科医にできること
総論
2.各種がん治療の女性内分泌および生殖器への影響
西川 忠曉
1
T. Nishikawa
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科学講座(講師/診療医長)
pp.1507-1512
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003204
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各種がん治療が女性内分泌および生殖器へ及ぼす影響については,古典期殺細胞性抗がん薬のみならず,抗体薬,抗体薬物複合体,免疫チェックポイント阻害薬など,多種多様な抗がん薬についての検討が求められる時代に変化している。これらの新規薬剤についてはまだ知見の集積が乏しく明確なエビデンスは存在しないが,影響を及ぼすメカニズムや今後の展望について現存するデータをベースとし,可能な限り解説する。
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