特集 フローチャートでわかる 婦人科外来診療パーフェクトブック
Ⅱ 感染症
23.梅毒
太田 創
1
,
山田 秀人
2
,
菊池 航紀
3
H. Ota
1
,
H. Yamada
2
,
K. Kikuchi
3
1札幌東豊病院産婦人科
2手稲渓仁会病院不育症センター/ゲノム医療センター
3手稲渓仁会病院感染症科
pp.1250-1259
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003157
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梅毒はTreponema pallidum(TP)が血行性・リンパ行性に全身へ広がる性感染症で,あらゆる臓器に急性・慢性の炎症を惹起して多彩な病変をつくるため,他疾患との鑑別に苦慮する1)。梅毒は治癒状態の陳旧性梅毒と要治療の活動性梅毒(潜伏梅毒を含む)とに大別されるが,TPへの中和抗体は産生されず再感染するため,両者の鑑別は慎重に行う。
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