特集 世界の潮流についていこう! 婦人科がん診療2024
Ⅱ.子宮体癌
2.子宮体癌の手術に関する最近のエビデンス
清水 孝規
1
,
徳永 英樹
1
T. Shimizu
1
,
H. Tokunaga
1
1東北大学医学部産婦人科学
pp.339-344
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002917
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2023年に子宮体癌のFIGO進行期が改定され,癌の空間的広がりに加えて遺伝学的特徴が進行期決定要素に加わった。そのなかで,特にセンチネルリンパ節(SLN)生検について臨床的に重きを置かれるようになった。本稿では,国内外のガイドラインの違いを,手術の標準的な内容やSLN生検を通して比較し,現在の世界の潮流を明らかにした。日本の医療体制が世界的な潮流についていくには,解決する必要がある課題が示唆され,今後も継続して対応することが重要と考えられた。
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