特集 世界の潮流についていこう! 婦人科がん診療2024
Ⅱ.子宮体癌
1.子宮体癌の分子サブタイプの日常診療への導入
佐藤 慎也
1
S. Sato
1
1鳥取大学産婦人科
pp.331-337
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002916
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子宮体癌では,他の婦人科がんに先駆けて遺伝子プロファイルによる分子サブタイプによる予後分類が導入されつつある。形態学的分類やエストロゲン依存性に基づいた組織学的分類とは異なり,POLE変異やTMB,MSI,コピー数変化などが重要な情報として求められる。FIGO進行期は2023年に改訂され,今後わが国への導入も予測されている。現状では保険未承認の項目など多くの問題点があるものの,産婦人科医はその動向を注視する必要がある。
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