特集 世界の潮流についていこう! 婦人科がん診療2024
Ⅰ.子宮頸癌
2.局所進行子宮頸癌の治療に関する最近のエビデンス
馬場 長
1
T. Baba
1
1岩手医科大学産婦人科
pp.315-323
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002914
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子宮頸癌の薬物療法は2023年以前と以降で大きく変わった。放射線照射法の進歩と相俟って進行子宮頸癌の主治療が年々,広汎子宮全摘術から同時化学放射線治療へ移行してきたなかで,化学療法や免疫チェックポイント阻害薬との組み合わせがさらに治療効果を高めることが示された。さらに,再発後に高い治療効果を示す標的治療薬も複数も提示された。今後はどの順でどの薬物を選択していくか,治療医の深い理解ときめこまやかな治療姿勢が求められる。
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