特集 世界の潮流についていこう! 婦人科がん診療2024
Ⅰ.子宮頸癌
3.初回治療後に増悪した子宮頸癌への新規薬物療法のエビデンス
西尾 真
1
S. Nishio
1
1久留米大学医学部産婦人科学講座
pp.325-329
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002915
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子宮頸癌の治療パラダイムは常に進化しており,最近の技術革新は,進行・再発子宮頸癌患者にsurvival benefitをもたらし,腫瘍学的転帰に新たな境地を開いてきた。近年,免疫チェックポイント阻害薬(ICI)と抗体薬物複合体(ADC)は,この疾患,特に再発に対する一次治療および二次治療のパラダイムにおいて,実証可能な活性を有する新規クラスの薬剤である。本稿では,ICIとADCを中心に初回治療後に増悪した子宮頸癌の新規薬物療法について解説する。
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