特集 絨毛性疾患の最新トピックス
絨毛性疾患の基礎的・臨床的研究の今後の展開
11.絨毛性疾患の画像診断の最前線
金西 賢治
1
K. Kanenishi
1
1香川大学医学部母子科学講座周産期学婦人科学
pp.171-177
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002464
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
絨毛性疾患の画像診断において,特にその多くを占める胞状奇胎の診断では妊娠初期の超音波診断が最も大きな役割を果たしている。妊娠初期の超音波検査の普及に伴い,稽留流産,部分あるいは全胞状奇胎疑いが診断されることが多くなったが,確定診断は依然,子宮内容物の病理学的診断が基本である。しかしながら,絨毛性疾患の診断において最も簡便で重要な画像診断ツールは超音波検査であり,本稿では従来の二次元超音波(Bモード法),カラードプラ法や3D超音波の特徴について解説する。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.