今月の臨床 婦人科外来
婦人科腫瘍患者の診療
6.絨毛性疾患
諸見里 秀彦
1
,
金澤 浩二
1
1琉球大学医学部産科婦人科
pp.488-491
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903611
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日本産科婦人科学会・日本病理学会(1995年)による絨毛性疾患の分類を表1に示した1).このうち,「IIの2.非妊娠性絨毛癌」を除いて,妊娠性絨毛性疾患(gestational trophoblastic dis—ease)と総称し,妊娠絨毛に起こる種々の病変が含まれる.実際には,胞状奇胎と絨毛癌を念頭において外来診療にあたる.
本稿では,本疾患が疑われる患者が受診した場合,いかに診断を進めるかについて,実際的に解説したい2).
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