今月の臨床 絨毛性疾患アップデート─「取扱い規約」改訂をふまえて
絨毛性疾患の診断のポイント
2.絨毛性疾患の画像診断
香川 秀之
1
1関東労災病院産婦人科
pp.664-669
発行日 2012年7月10日
Published Date 2012/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103101
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●全胞状奇胎超音波像のピットフォール : 全胞状奇胎=小囊胞像(vesicle pattern)という概念に囚われていると診断できない.
●早期全胞状奇胎の超音波像の特徴1 : 卵黄囊や羊膜を認めない,変形した不正な胎囊様エコー像.
●早期全胞状奇胎の超音波像の特徴2 : 不正な無エコー像と子宮筋層より高輝度な充実部分の混在.
●存続絨毛症の子宮病巣検索には,カラードプラ,パワードプラ法を併用した超音波検査やMRI検査(特にダイナミックスタディ)が有用である.
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