特集 専攻医のうちにマスターしたい産婦人科の外来・短期滞在手術
婦人科
8.子宮鏡下手術
丸山 正統
1
,
平池 修
2
M. Maruyama
1
,
O. Hiraike
2
1慈正会丸山記念総合病院産婦人科
2東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
pp.427-434
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002119
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子宮内腔を観察する目的で開発された子宮鏡は,子宮内腔病変の診断だけでなく治療にも応用されるようになり久しい。1990年代後半から,海外においては子宮鏡手術器具の細径化つまり低侵襲化が進み,子宮頸管拡張を要さないで外来小手術を行うことが可能な器具が多く開発され,ここ数年でわが国においても臨床応用されるようになった。今後,子宮鏡に関する市場は急速かつ大幅に拡大されることが予想される。本稿では,従来型子宮鏡手術器具である経頸管的切除術(TCR)だけでなく,今後の専攻医の学習目標の1つになりうる,外来インターベンションが可能になる器具およびその手技に関しても紹介する。
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