診療
腹腔鏡補助下子宮摘出術(LAH)における腹腔鏡手術の適応拡大と利点
山田 昌代
1
,
大井手 志保
1
,
西尾 元宏
1
,
山本 享子
1
,
子安 保喜
1
M. Yamada
1
,
S. Ooide
1
,
M. Nishio
1
,
K. Yamamoto
1
,
Y. Koyasu
1
1四谷メディカルキューブウィメンズセンター
pp.95-103
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002029
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
腹腔鏡補助下子宮摘出術(LAH)は腹腔鏡下と恥骨上小切開の用手的手法を組み合わせた子宮摘出手術で,巨大子宮や未産婦などの腹腔鏡下子宮摘出術(TLH/LH)の困難症例に対しても低侵襲手術の提供が可能となる。当院の子宮摘出の基本術式はTLHとしているが,TLH症例の増加に伴い難易度の高い症例が増加し,低侵襲手術の1つとしてLAHを行ってきた。当院は2019年6月までに315例のLAHを行った。LAHの術式には種々のバリエーションがあり,術式は徐々に推移している。LAHの導入の経緯と手法について紹介するとともに,当院のLAHの患者背景と治療成績を提示しLAHの利点について考察する。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.