特集 エキスパートの内視鏡手術―コツとピットフォールⅠ
3.子宮筋腫:腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術(LAM)
子安 保喜
1
,
吉田 愛
1
,
山田 昌代
1
,
西尾 元宏
1
,
山本 享子
1
Y. Koyasu
1
,
C. Yoshida
1
,
M. Yamada
1
,
M. Nishio
1
,
K. Yamamoto
1
1四谷メディカルキューブ ウィメンズセンター
pp.253-265
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000365
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症状を有する子宮筋腫に対する治療法は,外科治療が主となる。挙児希望例や子宮温存希望例に対しては筋腫核出術が行われるが,最近では内視鏡手術機器や器具,材料の開発・改良とそれに伴う術式の確立や術者の技術の向上によりその多くは腹腔鏡下に施行されるようになった。そのなかでも一部の操作をハンドアシストで行うLAMを導入することにより,以前は開腹術を選択せざるを得なかったような症例にも低侵襲な治療を提供することが可能となった。本稿では巨大,多発性筋腫など難易度の高い症例に対するLAMのコツと筆者らが実際に経験したピットフォールを紹介する。
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