特集 ポストコロナ時代の産婦人科医療
7.生殖医療
田中 温
1,2
,
永吉 基
1
,
栁原 康穂
1,2
,
田中 威づみ
1
,
竹本 洋一
1
,
米本 昌平
1
,
板倉 敦夫
2
A. Tanaka
1,2
,
M. Nagayoshi
1
,
Y. Yanagihara
1,2
,
I. Tanaka
1
,
Y. Takemoto
1
,
S. Komemoto
1
,
A. Itakura
2
1セントマザー産婦人科医院
2順天堂大学医学部産婦人科学講座
pp.733-740
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001779
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コロナ禍後の生殖医療は大きな変化を迎えるであろう。そのなかで出生率の低下が最も大きな課題となる。それゆえわれわれが対処すべき生殖医療としては,生殖機能の老化および現時点で未解決の治療の開発が対象となるであろう。現在取り組んでいる新しい治療法および将来有望視されている実験段階のアプローチとして,① 老化した卵巣機能の回復,② 老化した卵巣機能の救済,③ 無精子症の治療成績の向上,④ 卵巣移植,⑤ PGT-Aの一般化,および ⑥ PCOSに対する安全な排卵誘発法の開発の,6つの視点より今後の対策と展望について述べてみたい。
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