臨床経験
紡錘体および染色体観察を用いた受精判定―Rescue ICSI 時期の検討―
竹本 洋一
1
,
田中 威づみ
1
,
山口 貴史
1
,
御木多 美登
1
,
永吉 基
1
,
田中 温
1
,
渡邉 誠二
2
1セントマザー産婦人科医院
2弘前大学大学院医学研究科生体構造医科学講座
pp.1291-1295
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000152
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
c-IVF における受精障害を回避する方法の1 つにrescue-ICSI がある。rescue-ICSI は早期に,かつ正確に未受精卵を選別し精子を注入することが肝要である。未受精のままでのinvitroaging は卵子の質を低下させ受精率や妊娠率の低下を招く。他方,受精卵に余分な精子を注入し人為的に多精子受精による三倍体胚を作出してしまうリスクもある。ここでは第二減数分裂中期,後期および終期の染色体と紡錘体の形態および動態から,より早期にc-IVF 卵子の受精判定を行うことができないか検討を行った。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.