特集 ポストコロナ時代の産婦人科医療
3.遠隔地の医療
馬詰 武
1
T. Umazume
1
1北海道大学産婦人科
pp.709-714
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001775
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
広大な面積をもつ北海道では,すでに産科医療機関の集約が一定程度進められてきた。子どものいる地域に分娩施設が配置されており,産婦人科医師数も子どもの数に応じた配置がうまくできている。医療機関と市町村の連携もできていることから,他都府県に比べて搬送距離が長いにもかかわらず救急搬送に要する時間は全国の平均時間と遜色ない。しかし,2024年の「働き方改革」に適応するにはそれでも不足なことから,コロナ禍で急速に進んだ医療現場へのITの導入を積極的に開始した。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.