特集 ポストコロナ時代の産婦人科医療
4.Precision medicine(プレシジョン・メディシン)
尾松 公平
1
K. Omatsu
1
1がん研究会有明病院婦人科
pp.715-718
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001776
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“Precision medicine” という言葉はすでに浸透している感がある。しかし,実臨床の場において,システムが十分に整っているとはいえない。それでも,診断技術・精度は日々向上しており,がん治療は,molecular profileに基づく診断が導入され,臓器横断的な治療が導入されるなど目覚ましい変化を遂げている。大切なのは,婦人科腫瘍に携わる医師1人ひとりが,precision medicineを構築するためのシステムに携わっているのだという自覚を持ち,診療・研究を実践することである。
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