特集 COVID-19に対する産婦人科医療の対策
4.周産期医療に対する行政の対応
-―三重県の場合―
神元 有紀
1,2
,
池田 智明
1,2
Y. Kamimoto
1,2
,
T. Ikeda
1,2
1三重レディースクリニック
2三重大学医学部産科婦人科学教室
pp.145-150
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001626
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新型コロナウイルス感染症の第3波が日本で猛威を振るっている。三重県でもいくつかのクラスターが発生し,過去最多の陽性者数となっている。そんななか,県内の産婦人科施設は県と協力し,新型コロナウイルス感染に不安を抱える妊婦を対象に唾液検体でPCR検査を実施している。また,新型コロナウイルスに感染した妊産婦に対し,退院後,助産師や保健師などが定期的な自宅への訪問や電話などにより,不安や孤立感の解消,育児に関する助言や支援など寄り添ったケア支援を実施するよう準備している。新型コロナウイルス感染妊婦の入院・分娩施設も2施設に限定し,一般産婦人科疾患への影響がないように対応している。
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