特集 ポストコロナ時代の産婦人科医療
11.行政の対応と取り組み
小林 秀幸
1
H. Kobayashi
1
1厚生労働省子ども家庭局母子保健課
pp.757-760
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001783
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厚生労働省母子保健課は,もともと母子保健法や母体保護法を所管し,産婦人科領域とは密接な関係にある課であるが,近年,成育医療基本法,旧優生保護法一時金支給法,生殖補助医療法が相次いで制定された。筆者は,2年余りの期間,これら新法に係る国会対応や法施行の事務を進めつつ,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめ,その時々で時事的に問題となった政策課題に対応してきた。これらの業務について振り返りつつ,ポストコロナ時代において,少子化の進行を食い止めるうえでの産婦人科医療に対する期待,妊産婦のメンタルヘルス対策の重要性,生殖医療・生命倫理に関する課題について述べる。
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