特集 エキスパートから学ぶ婦人科ロボット手術update
総論
3.ロボット手術の教育とラーニングカーブ
砂田 真澄
1
,
堀江 昭史
1
,
万代 昌紀
1
M. Sunada
1
,
A. Horie
1
,
M. Mandai
1
1京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学分野
pp.323-327
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001235
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ロボット手術の適応は婦人科領域において急速に拡大し,各施設での術者の育成は喫緊の課題である。ロボット手術は鏡視下手術の延長上にあり,腹腔鏡手術の技術や知識が応用可能であるが,腹腔鏡手術よりもsolo surgery性が高く,その習得には術式ごとにstep by stepに分けた手技の習得や指導が有用な方法と考える。ロボット手術のラーニングカーブが安定する経験数は術式によって異なるが,事前に腹腔鏡手術に習熟することや手術イメージを詳細に形成することは,ラーニングカーブの短縮に必要と考える。
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