発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008030704
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2002年12月以降に内視鏡後方脊椎手術を30例以上行った3名の術者が施行した手術例142例(術者A64例・B42例・C36例)を対象に、手術経験数によるラーニングカーブの相違について検討した。手術時間は症例を経験するにしたがってみな短縮したが、術者間において手術経験に応じて差を認めた。手術症例は脊柱管内ヘルニアが多くそれ以外は滑膜嚢腫、脊柱管狭窄症、外側ヘルニアであった。手術術式はMED法が最も多かった。ラーニングカーブに応じた症例を選択することで、合併症を減少させ内視鏡手術をより安全にできると思われた。無理なく安全に手術を行うための教育システムを確立していく必要があると思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007