Japanese
English
経験と考察
リバース型人工肩関節置換術のラーニングカーブ
Learning curve of reverse shoulder arthroplasty
福田 昇司
1
,
川口 真司
1
,
合田 有一郎
1
,
西良 浩一
2
S. Fukuta
1
,
S. Kawaguchi
1
,
Y. Goda
1
,
K. Sairyo
2
1国立病院機構高知病院整形外科
2徳島大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., National Hospital Organization Kochi National Hospital, Kochi
キーワード:
reverse shoulder arthroplasty
,
learning curve
,
complication
Keyword:
reverse shoulder arthroplasty
,
learning curve
,
complication
pp.1055-1059
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_1055
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は じ め に
リバース型人工肩関節置換術(RSA)は2014年に日本でも導入され,現在では偽性麻痺を伴う広範囲腱板断裂や腱板断裂性肩関節症に対する手術的治療の第一選択となっている.しかしRSAはラーニングカーブを有する難易度の高い手術手技であり,導入初期には合併症の発生頻度が高いと報告された1).さらに,本邦での導入期には熟練した術者が不在のため,指導医なしに執刀することを余儀なくされた.
本稿では,単一術者が施行した初期60例のRSAを後ろ向きに検討し,RSAのラーニングカーブと術中,術後の合併症を調査した.
© Nankodo Co., Ltd., 2020