特集 日本の周産期事情update―出生コホート研究からわかったこと―Ⅱ
各論
14.東北コホート調査
仲井 邦彦
1
,
龍田 希
1
K. Nakai
1
,
N. Tatsuta
1
1東北大学大学院医学系研究科・発達環境医学分野
pp.137-142
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001179
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メチル水銀は水俣病の原因物質として知られている環境汚染物質であるが,公害レベルよりも低い曝露レベルで有害影響を有することがわかってきた。東北コホート調査はメチル水銀などの化学物質の胎児期曝露の影響を明らかにすることを目的に2001年より開始された出生コホート調査で,現在も継続中である。東北コホート調査の概要を含め結果の一部を紹介したい。
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