特集 ご存じですか? 産婦人科領域で話題の薬物療法
8.月経困難症・子宮内膜症に対する連続投与LEP製剤
百枝 幹雄
1
M. Momoeda
1
1聖路加国際病院女性総合診療部
pp.405-410
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000821
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月経困難症や子宮内膜症の治療の第1選択である低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)は周期投与でも有効であるが,消退出血時の疼痛症状に対する効果が不十分な場合には連続投与により疼痛の頻度を少なくすることができる。また,子宮内膜症に対しては月経困難症だけでなく慢性骨盤痛や他覚所見の改善,術後の再発予防にも連続投与のほうが有利である。国際的には経口避妊薬(OC)の連続投与が主流となっており,今後日本でもLEP連続投与の普及が期待される。
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