今月の臨床 婦人科領域のホルモン治療―思春期から更年期まで
実臨床編 : こんなときどうする?
中学〜高校生の月経痛に対するLEPの長期投与の留意点は?
白土 なほ子
1
,
宮上 景子
1
,
瀧田 寛子
1
,
関沢 明彦
1
1昭和大学医学部産婦人科学講座
キーワード:
思春期女性
,
月経困難症
,
OC
,
LEP
,
長期投与
Keyword:
思春期女性
,
月経困難症
,
OC
,
LEP
,
長期投与
pp.726-731
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211316
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●機能性月経困難症,外科的治療を要しない器質性月経困難症(若年性子宮内膜症による疼痛)に対しては,NSAIDs,鎮痙薬またはLEPを投与する1).
●OC/LEPは初経発来後から開始できるが,獲得骨量が低下する可能性があり,骨成長,骨密度への影響を考慮する必要がある2).
●各種治療にはメリットとデメリットがあり,患者・家族と相談し,患者の置かれた環境・疾病の状況・QOLへの影響に留意して個々のケースに対応する必要がある.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.