診療
災害時における妊婦の適切なトリアージに関する研究
伊藤 早紀
1
,
正岡 駿
1
,
助川 幸
1
,
西澤 しほり
1
,
植木 典和
1
,
村瀬 佳子
1
,
矢田 昌太郎
1
,
田中 里美
1
,
金田 容秀
1
,
田中 利隆
1
,
三橋 直樹
1
S. Ito
1
,
S. Masaoka
1
,
S. Sukegawa
1
,
S. Nishizawa
1
,
N. Ueki
1
,
Y. Murase
1
,
S. Yata
1
,
S. Tanaka
1
,
H. Kaneda
1
,
T. Tanaka
1
,
N. Mitsuhashi
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院産婦人科
pp.295-300
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000791
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大規模災害での妊産婦のトリアージは通常のトリアージと異なっている。産科救急母体搬送症例は大規模災害時に類似しているため,これらの母児の予後検討を行うことにより,災害時の適切なトリアージを構築することを目的とした。方法は2011年1月~2017年12月の当院での産科救急母体搬送症例821例を対象とした。結果として,現状のトリアージは有効であった。今後,災害時の小児・周産期医療に対応するため,行政やDMATと周産期医療システムを連携していくことが大切である。
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