今月の臨床 早産対策—いま臨床医ができること
                        
                        
                
                  
                  
              
              
              
                  
                  
                  
                  
                            
                                    外来での対策—私はこうしている
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    1.妊婦健診時の内診
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                福井 理仁
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                三谷 龍史
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                青野 敏博
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1徳島大学医学部産科婦人科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.674-676
                
                
                
                  発行日 1998年5月10日
                  Published Date 1998/5/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903268
                
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近年の産科領域においては医療側と患者側のコミュニケーションの方法がすこしずつ変化しつつあるようだ.看護婦や医師の患者に対する言葉使いの改善(過剰な改善?)や超音波検査時の胎児写真のプレゼントなど,妊婦健診時の患者へのサービスというものを重視する傾向が強くなっているのが現実であろう.そのなかでも患者に不快感を与えないという目的で健診時の内診が省略されているケースが増えてきている.確かに健診ごとに内診を受けることに対して抵抗感を抱く患者が多いのも事実であり,その抵抗感に対して具体的な内診の医学的有用性を説くことができるのかどうかは疑問である.また諸外国の妊婦検診の状況をみても,内診を重視する国とそうでない国があり,内診に対する世界共通の理念というものは明瞭でない.今回はこの内診というものがいかなる医学的意義を持ち,また日々の診療上絶対に必要なものかを文献的考察を中心として検討した.

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