オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・46
妊婦が外来に来た時
村上 脩斗
1
,
福地 真寿美
1
,
嘉陽 真美
2
,
徳田 安春
3
1沖縄協同病院
2沖縄協同病院産婦人科
3臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.1276-1279
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202849
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CASE
患者:36歳、女性。
主訴:息苦しさ、動悸。
現病歴:今回初めての妊娠。妊娠17週時に、近医より当院での分娩希望で紹介初診。以降、定期妊婦健診を受診しており、胎児発育も順調で、母体の体調も問題なかった。
妊娠35週3日:妊婦健診で羊水過多を指摘された。胎児奇形などは認めず。
妊娠35週4日:21時頃「息苦しくて横になれない」「動悸と冷汗もある」と本人から病院へ電話連絡あり。タクシーでの受診を促したが結局自家用車を運転し、1人で救急室を受診。
既往歴:特記すべき既往歴なし。
嗜好歴:喫煙、飲酒なし。
内服歴:なし。
家族歴:高血圧の父が脳出血で12年前に死去。
生活歴:会社員(事務職)。既婚。夫も会社員で夜勤が多く、帰宅は深夜1時。2世帯住宅で、1階に本人の母親、2階に患者夫妻が居住。
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