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特集 産婦人科医療の偏在化にどう立ち向かうか?―持続可能な医療体制を目指して
地域の現状
1.地方の分娩患者受け入れ施設としての対策―静岡県東部地域の現状から考える―
田中 利隆
1
T. Tanaka
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院産婦人科(先任准教授)
pp.37-41
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003699
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本稿では,地方における分娩受け入れ体制の現状と課題を分析し,周産期医療の持続的確保に向けた方策を検討した。産科医・新生児科医の減少,分娩取扱施設の縮小,働き方改革による勤務時間制限などが重なり,母体・胎児救急の受け入れは逼迫している。都市部への医師集中により地方の人材確保が困難となり,従来の輪番制では重症例対応が成立しない地域も少なくない。地域では,院内の人的体制整備,多職種連携,情報共有の強化,情報通信技術(ICT)を活用した搬送支援,教育・研修を通じた人材育成が不可欠である。地域全体で医療資源の役割分担と連携を明確化し,限られた資源のなかでも安心して出産できる体制を維持することが求められる。

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