特集 産婦人科医が身につけておくべき遺伝カウンセリング
12.がんクリニカルシークエンスにおける遺伝カウンセリング
近藤 知大
1,2
,
山田 崇弘
1,3
T. Kondo
1,2
,
T. Yamada
1,3
1京都大学医学部附属病院遺伝子診療部
2同 腫瘍内科
3京都大学大学院医学研究科医療倫理学・遺伝医療学
pp.207-213
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000765
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がんクリニカルシークエンスは,がん組織における多数のがん関連遺伝子を同時に次世代シークエンサーによって解析し,治療戦略立案を行うものであるが,同時に生殖細胞系列に病的と確定できる遺伝子変異が見出されることがあり,これらに適切な遺伝カウンセリングを行うことが重要である。AMED小杉班より示されている「ゲノム医療における情報伝達プロセスに関する提言―がんパネル検査と生殖細胞系列全ゲノム/全エクソーム解析について―」を参考に,がんクリニカルシークエンスにおける遺伝カウンセリングについて解説する。
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