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胎児心電図 1.分娩監視装置の歴史と,そこに見えてきた課題
木村 芳孝
1
Y. Kimura
1
1東北大学大学院医学研究科融合医工学分野
pp.1031-1036
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000560
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世界初となる妊娠24週から使用可能な胎児心電図装置が心拍計として市販され,胎児モニタリングに新たな時代が開かれようとしている。周産期領域での30年ぶりとなる新たな新規医療器械の参入によって医療現場は何が変わるのか?
本連載では期待される胎児心電図の役割と今後の課題を3回の連載で解説したい。胎児モニタリングの歴史をたどってみると,大きな課題と解決が5つあったことがわかる。今回は,分娩監視装置の歴史を振り返り,そこで生じた課題とその解決,胎児心電装置の仕組みと新たな5つの課題を提案する。
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