診療
子宮内膜異型増殖症,初期の子宮内膜癌に対する妊孕性温存治療の検討
-―生殖医療における介入を中心に―
森下 美幸
1
,
久野 芳佳
1
,
馬場 剛
1
,
遠藤 俊明
1
,
齋藤 豪
1
M. Morishita
1
,
Y. Kuno
1
,
T. Baba
1
,
T. Endo
1
,
T. Saito
1
1札幌医科大学産婦人科教室
pp.1037-1042
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000561
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挙児希望を有する子宮内膜異形増殖症,子宮内膜癌患者に対して,高用量の黄体ホルモンを用いた妊孕性温存治療が選択肢として提示されるようになった。全摘に比して根治性が劣ることを確認の上での治療方法であり,治療終了後の妊娠に向けての介入は不可欠なものとなる。今回われわれは,一大学病院での限られた症例ではあるが,妊孕性温存治療を選択した症例が不妊治療も含めて長期的にどのような経過をたどったのかをまとめたので,今後の参考にしていただければ幸いである。
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