症例
LEGHと悪性腫瘍の鑑別が困難であった2例
山田 新尚
1
,
鈴木 真理子
1
,
佐藤 泰昌
1
,
横山 康宏
1
,
岩田 仁
2
,
片山 雅貴
2
,
淺野 奈美
2
,
久保 真
3
,
桑山 太郎
4
Y. Yamada
1
,
M. Suzuki
1
,
Y. Sato
1
,
Y. Yokoyama
1
,
H. Iwata
2
,
M. Katayama
2
,
N. Asano
2
,
M. Kubo
3
,
T. Kuwayama
4
1岐阜県総合医療センター産婦人科
2同 病理センター
3羽島市民病院婦人科
4岐阜市民病院産婦人科
pp.341-347
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000378
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画像診断上LEGHと悪性腫瘍の鑑別は困難である。今回術前対応に苦慮した悪性腫瘍の2例(上皮内腺癌を伴うLEGHとMDA)を経験したので報告する。症例1は49歳,人間ドックにて子宮頸部に多発性小囊胞が認められ,子宮頸部細胞診はAISであった。症例2は55歳,子宮頸部細胞診がNILMからAGCへ進行した。MRIにて2例いずれも頸部高位に囊胞性病変を認め,子宮頸部円錐切除による確定診断は困難と考え,準広汎子宮全摘を施行した。いずれも現在まで経過良好である。
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