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婦人科領域 GQ-18 子宮鏡手術の工夫と適応範囲は?DNGなど薬物療法とデバイスの応用は?
齊藤 寿一郎
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1順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター婦人科
pp.1445-1452
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000183
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子宮鏡手術は手術侵襲が軽度で術後回復も社会復帰も早い。患者への負担が少ないが大きな効果が期待できるため年々増加している。しかしながら,術者1人で行う手術のため手技が習得しにくく,手術合併症も毎年ほぼ一定の割合で発生する。そのため,本術式の発展には手術適応および手術方法の深い理解と合併症対策が急務である。本稿では診断・手術適応,術前療法の選択,子宮粘膜下筋腫に対する手術の考え方などを記述した。本術式を高度かつ安心・安全に実施する一助になれば幸いである。
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