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婦人科領域 GQ-23 乳癌症例への子宮内膜病変フォローはいつまで行うのか?異常を疑う症例への対応は?
進 伸幸
1
,
齊藤 英子
2
,
田中 都生
2
1国際医療福祉大学医学部産婦人科(教授),国際医療福祉大学三田病院女性腫瘍センター・婦人科部長
2国際医療福祉大学三田病院
pp.1489-1495
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000188
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乳癌患者が増加し,タモキシフェン(TAM)の適応症例と投薬期間が拡大しており,産婦人科にて乳癌治療後の子宮内膜の検査を求められる機会が増えている。TAM は子宮に対しては弱いestrogenic agonist として働き,子宮内膜ポリープ,子宮内膜増殖症,子宮体癌,子宮肉腫の発生率が上昇する。経腟超音波検査以外に,必要に応じて内膜細胞診,内膜組織診,子宮鏡検査,ソノヒステログラフィなどでサーベイしていく必要がある。
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